CRE、愛知・一宮で6.1万㎡のマルチ型物流施設が竣工

CRE、愛知・一宮で6.1万㎡のマルチ型物流施設が竣工

稼働率100%確定、広域配送にも対応可能

シーアールイー(CRE)は10月2日、愛知県一宮市で新たなマルチテナント型物流施設「ロジスクエア一宮」が9月30日に竣工したと発表した。

地上6階建て(倉庫部分は4階建て)、延床面積は6万641㎡で、竣工に先立ち国内大手物流企業2社と賃貸借契約を締結、稼働率100%が確定していると説明。CREは具体名に言及していないが、2社はトランコムと佐川グローバルロジスティクス。


施設全景

名神神高速道路と東海北陸自動車道が交わる一宮JCT、地方主要道路の西尾張中央道に隣接し、東海北陸自動車道の一宮稲沢北ICから約500m、一宮西ICから約3.8km。名古屋市内への配送に加え、広域物流拠点立地としても活用できるとみている。


地図

3階へ大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイを設け、トラックバースを1、3階に設置。最上階には入居テナント向けのカフェテリアを配置している。

外壁に金属断熱サンドイッチパネルを取り入れ、床荷重は1.5t/㎡(2.5tフォークリフト対応可)、有効高さは5.5m以上(一部除く)、照度は平均300ルクスを確保し、昇降設備は荷物用エレベーター(積載荷重4.1t)8基、垂直搬送機3基を実装している。

荷物用エレベーターや垂直搬送機の増設、事務室の増設、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場の確保など、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様を採用。環境面では全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を導入している。環境や省エネルギーに配慮し、CASBEE建築(新築)のランクA、BELS評価★★★★★(ファイブスター)、ZEBの認証を取得済み。

今後、エンバイオ C・エナジーにより、屋根全面で太陽光発電システムを導入する予定。生み出した電力は自家消費するとともに、FIT(固定価格買取制度)を活用して余剰売電する計画。

■施設概要
施設名称 : ロジスクエア一宮
所 在 地 : 愛知県一宮市萩原町東宮重字江北 17 番 1 外
敷地面積 : 27,863.83 ㎡(8,428.80 坪)
用途地域 : なし(市街化調整区域)
主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模 : 鉄骨造 地上 6 階建て(倉庫:4 階建て)
延ベ面積 : 60,641.34 ㎡(18,344.00 坪)
着 工 : 2022 年 8 月 1 日
竣 工 : 2023 年 9 月 30 日
設計施工 : 株式会社塩浜工業

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

物流施設/不動産カテゴリの最新記事