EC成長の経験活用に期待
小売業のインターネットスーパー導入支援を手掛ける10Xは10月12日、経営体制の強化に向け、取締役CGO(Chief Growth Officer、最高事業成長責任者)に工具などのインターネット通販大手MonotaRO(モノタロウ)出身の橋原正明氏が就任したと発表した。
橋原氏は今年2月の入社以来、ネットスーパー事業のグロース(成長)領域を担当し、データを活用した意思決定基盤の構築、グロースモデルの構築、モノタロウでECの成長を担ってきた知見を活用したマーケティング手法の展開などを推進してきた。今後もネットスーパーやネットドラッグストアにおいて最重要となる「再現性のあるグロースモデルの構築」を担い、10Xの長期的な成長を実現するため、取締役に選任した。
(いずれも10X提供)
橋原氏は「10Xには、需要と供給それぞれの課題に精通したプロフェッショナルと、データに長けた人材が在籍しています。私自身も10年以上にわたるEC分野での幅広い経験を活かしながら、小売事業者のパートナーとして伴走し、オンラインでのお買い物の体験をより良くしていくことに尽力していきます」とコメントした。
橋原氏はコンサルティング会社、金融会社を経て、2011年にMonotaRO(モノタロウ)へデータアナリストとして入社。15年より執行役としてマーケティング、商品調達、SCM部門の責任者を歴任。データドリブンな組織と文化を全社に展開することで、事業成長に貢献し、在籍期間中の売り上げは10倍に拡大した。今年3月、10Xに移り、パートナーの事業グロースを担当してきた。
(藤原秀行)