枝豆や野菜などを運搬、物流網維持と公共交通機関の有効活用図る
兵庫県の神戸、三田の両市は10月26日、両市の間を結ぶ神姫バスの路線バスを活用した貨客混載の実証実験を10月29日に行うと発表した。
両市はそれぞれ、路線バスによる貨客混載に取り組んできた。今年6月には神戸市の三宮から三田市の三田へ向かう路線バスで実施。さらに三田から三宮向けの路線バスでも実施する。
人口減少下でも物流を維持できるようにするとともに、公共交通の有効活用を図るのが狙い。地域間交流を促したいとの思惑もある。
今回は農産物直売所(農協市場館パスカルさんだ一番館)で販売している商品(三田市産丹波黒大豆枝豆ほか)、神戸市北区産野菜などを無印良品の神戸阪急まで神姫バスの路線バスで運び、店内で売り出す。
使用路線は神姫バス「特急、三田~三宮線」(三田駅発~イオンモール神戸北~三宮着)。8時44分三田駅発~9時45分地下鉄三宮着、回送便として地下鉄三宮から三宮駅前(神戸阪急前)のバス停まで商品を運搬する。
(藤原秀行)