商船三井とシンガポールのスタートアップPyxis、電気推進船の開発・普及で連携へ

商船三井とシンガポールのスタートアップPyxis、電気推進船の開発・普及で連携へ

覚書締結、事業化促進目指す

商船三井は11月1日、電気推進船(EV船)の所有・販売を目指すシンガポールのスタートアップPyxis Maritime(ピクシス・マリタイム)と連携すると発表した。

シンガポール域内でのEV船事業化に向けたEV船の共同研究・開発・建造・日本でのEV船導入拡大に向けたマーケティングで協業することに合意し、覚書を締結した。

両社は今後、海運会社としての知見とスタートアップとしての柔軟な発想力や意思決定スピードを組み合わせ、EV船事業化への取り組みを推進する。


署名式に臨む商船三井の塩津伸男専務執行役員とPyxis FounderのTommy Phun氏(プレスリリースより引用)

商船三井グループは、環境戦略を経営計画「BLUE ACTION 2035」の重点戦略の一つに位置付け、日本の外航海運業界で初めて2050年までに温室効果ガス排出量のネットゼロを達成する目標を掲げている。Pyxisと協働して海運領域の脱炭素化を加速させたい考え。

(藤原秀行)

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