ヒューテックノオリン、主要全拠点にトラック予約受付システム導入

ヒューテックノオリン、主要全拠点にトラック予約受付システム導入

「平均待機時間30分以内」実現へ物流DX促進

C&Fロジホールディングスは11月7日、傘下で冷凍食品を中心とした低温食品物流を手掛けるヒューテックノオリンが、自社の主要な冷蔵冷凍倉庫18拠点全てにトラック予約受付システムを導入、運用を開始したと発表した。

これまで荷待ち時間は冷蔵冷凍倉庫への入庫を、到着受付順に行っており、多くのトラックは順番確保のため予定時間前に到着し、待機していた。入庫車両が集中する時間帯には、トラックドライバーに長時間の待機が発生、稼働時間制約の要因になるのに加え、倉庫近隣に渋滞を発生させていた。

政府が6月に打ち出した「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」は事業者に対し、荷待ち時間・荷役作業等時間の把握と削減を提唱している。

C&Fロジは2020年からトラック予約受付システムの導入テストを行い、新型コロナウイルス禍の制約も受けながら、23年10月をもってヒューテックノオリンの主要な冷蔵冷凍倉庫へのシステム導入を終え、本番運用を開始した。

採用したシステムはTSUNAGUTE(ツナグテ)の「telesa-reserve」とHacobuの「MOVO Berth」の2種類で、いずれかを拠点ごとに取り入れた。拠点では従前は1時間以上、場合によっては数時間もの待機が発生していたが、トラック予約受付システムを大半の入庫車両が利用した結果、平均で30分程度まで短縮できたという。
得られました。


(いずれもC&Fロジホールディングス提供)

今後は平均待機時間30分以内を目指し、取り組みを続ける。

導入拠点
ヒューテックノオリン東北支店、東北支店第二センター、関東中央支店、関東中央支店蓮田センター、埼玉支店首都圏共配センター、埼玉支店病院・店舗食材センター、関東支店第一センター、関東支店第二フローズンセンター、戸田支店、東京支店、東京第二支店、東京臨海支店第一センター、東京臨海支店第二センター、中部支店、関西支店第一センター、関西支店第二センター、京都センター、九州支店(順不同)

(藤原秀行)

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