リコーがゼブラ・テクノロジーズのRFIDリーダーで点検時間94%削減

リコーがゼブラ・テクノロジーズのRFIDリーダーで点検時間94%削減

出荷前複合機の品質保証工程に活用

ゼブラ・テクノロジーズは11月22日、リコーが静岡県御殿場市の製造・物流センター「環境事業開発センター」でゼブラ製ハンドヘルド型RFIDリーダーを導入したことによる業務効率化の成果を公表した。

同センターは出荷前の複合機の品質保証工程で製品にセットした複数のSDカードを管理する際、これまで目視による点検作業に1カ月当たり223分を費やしていた。20年12月、SDカードにRFタグを付けてRFIDリーダーで読み取る運用に変更。わずか13分に短縮したという。

点検時間を94%削減できたことにより、現場の作業員はより戦略的な業務に集中できるようになった。また、複合機からSDカードを取り外し忘れ、カードを流出させる恐れも大幅に減少した。

導入したゼブラのBluetooth対応ハンドヘルド型RFIDリーダー「RFD8500」は、適合機種のゼブラまたはサードパーティーのモバイルデバイスと組み合わせ、高性能次世代RFID および1D/2Dバーコードスキャンを提供。作業員はモバイルデバイスをRFD8500スレッドに取り付けて一体型ソリューションとして使用したり、モバイルデバイスをポケットに入れてRFD8500を単体モードで使ったりできる。

リコーはアプリケーションを自社で開発し、約半年でRFD8500の導入を実現した。

(藤原秀行)

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