DATAFLUCTが積み付けや配送ルート、ピッキングルート最適化支援のソリューション提供開始

DATAFLUCTが積み付けや配送ルート、ピッキングルート最適化支援のソリューション提供開始

トラック台数10%以上削減も可能と見込む

DATAFLUCT(データフラクト)は11月22日、機械学習と外部データ活用による物流DX支援ソリューションの提供を開始すると発表した。

新ソリューションは「積み付け最適化」「配送ルート最適化」「ピッキングルート最適化」を手掛ける。自社でシミュレーションした結果、積み付けと配送ルートの最適化を組み合わせることで、利用するトラック台数を10%以上削減することも可能という。

積み付け最適化は、受発注データや商品マスターを基に、高度な機械学習の技術で最適な積み付け方を提案し、トラックの積載率を改善する。人力では対応できない数百台規模のトラックの積み付けを算出できるという。

配送ルート最適化は、社内の過去の受発注データ、マップデータなどの外部データを生かし、最適なルートを自動で算出する。配車計画・人員計画の最適化により、コスト削減に貢献できると見込む。労働時間に制約が出た場合もルートを設計することが可能なため、トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」への対策にも活用できると想定している。

ピッキングルート最適化は、カメラやセンサーのデータからピッキングルートを解析し、収納力と効率を両立させる最適な棚の配置をAIが自動で割り出す。荷物を自動的に運ぶAGV(無人搬送ロボット)を活用している物流倉庫でもソリューションを使うことで、棚配置の効率アップにつなげられると見込む。人によるピッキング作業の場合も、最適なルートを手持ちの端末に連携するなどの形で活用が可能。

(藤原秀行)※いずれもDATAFLUCT提供

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