ウイングアーク1st、2024年問題など課題解決へ運送会社向け業務支援クラウドサービスの機能強化

ウイングアーク1st、2024年問題など課題解決へ運送会社向け業務支援クラウドサービスの機能強化

荷主とオンライン接続可能に、経営分析も

ウイングアーク1stは3月29日、物流企業や運送会社向けのクラウドサービス「IKZO」の最新バージョンとなる、オンライン配車業務プラットフォーム 「IKZO Online」を4月1日、運送会社向け経営分析システム「IKZO Analytics」を5月1日にそれぞれ提供開始すると発表した。

同社は運送会社の配車業務をデジタル化する「IKZO Web」の提供を2021年にスタート。新たに荷主・運送会社がオンラインでつながる仕組みを機能開発し、「IKZO Online」に名称変更した。

また、今回から「IKZO Analytics」を「IKZO Online」のオプションサービスとして提供する。


(ウイングアーク1st提供)

トラックドライバーの長時間労働規制が強化され、物流現場で混乱が懸念されている「2024年問題」などの課題を考慮し、荷主と運送会社の情報共有や業務連携を迅速かつ正確に行うために機能強化を図った。

輸送依頼に合わせてトラックとドライバーの割当を手掛ける配車業務のデジタル化により業務を効率化する「IKZO Online」が、社内の営業所だけでなく、荷主と運送会社をオンラインでつなげる。車両依頼・車番連絡・運賃の突き合わせなどの業務が「IKZO Online」上で完結できるほか、発注業務をオンライン化し、荷主・運送会社の双方で業務改善を実現できると見込む。

また、「IKZO Analytics」が、「IKZO Online」の受発注・配車データと自動連携し、運営状況や取引先の数値を可視化。業務分析による経営管理の高度化を後押しするとみている。

■価格
IKZO Online:トラック1台当たり 1,000円(税別)/月(車両20台から)
IKZO Analytics:10アカウント 100,000円(税別)/月

(藤原秀行)

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