シャボン玉石けんが北九州の工場拡張し生産能力拡大へ、物流センターも対象

シャボン玉石けんが北九州の工場拡張し生産能力拡大へ、物流センターも対象

無添加切り替え50周年、需要増見込む

無添加石けんを手掛けるシャボン玉石けん(北九州市)は12月12日、無添加石けんの製造・販売に切り替えて2024年で50周年を迎えるのを機に、同市若松区の工場を拡張、生産能力を拡大すると発表した。今後の需要増に対応するのが狙い。

併せて、本社機能の一部を24年6月1日付で同市小倉北区の複合商業施設「リバーウォーク北九州」内へ移す。本社所在地自体は変更しない。

同社はシャボン玉石けんの成長戦略の一つに掲げている「事業基盤の進化・強化」に向け、22年からスマートファクトリー化を促進。さらに、24年からは事務所跡地への工場拡張・製造ラインの設備増強を図り、26年完成をめどに生産能力の拡大を目指す。


拡張部分の工場イメージ図


現在の工場外観

拡張・増強の対象は、固形石けんと液体せっけん、せっけんハミガキの各製造ラインと物流センター。

スマートファクトリー化は2022年以降、IT人材の育成、工場内のネットワーク構築、Qsolとのスマートファクトリー共同研究などを展開。トレーサビリティ強化や生産性・製品品質向上、エネルギー管理、高度な安全管理などを図る。

◆リバーウォーク北九州

(藤原秀行)※いずれもシャボン玉石けん提供

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