最適な輸送スキーム提案、「2024年問題」などに対応
JR貨物は12月13日、医薬品や医療器具など高度な輸送品質が求められるメディカル分野の鉄道コンテナ輸送利用拡大に向け、定温コンテナ所有者や利用運送事業者と連携し、「メディカル鉄道コンテナサービス」を提供すると発表した。
メディカル分野の輸送はトラック輸送が主流だが、カーボンニュートラルへの取り組みや、長距離トラックドライバー不足、「2024年問題」への対応などで、鉄道輸送の需要拡大が見込まれているのに対応する。
ユーザーの懸念事項や鉄道コンテナ輸送実現に向けた課題に対し、JR貨物が総合物流部内に設けたメディカル鉄道コンテナサービスのコーディネートチームが対応。定温コンテナを保有する事業者やドア・ツー・ドアの一貫輸送を担う鉄道利用運送事業者とタッグを組み、最適な鉄道輸送のスキームとサービス内容を提案する。
環境負荷が低く持続可能性の高い物流の実現を後押しする。医薬品の適正流通に関する基準（GDP）への対応に関しては、提案する輸送サービス内容をメーカーなどに評価してもらい、適合する範囲で活用できるようにする。
（藤原秀行）※いずれもプレスリリースより引用
