事故リスク低減や稼働率向上を期待
キムラユニティーとスマートドライブは12月26日、新たなリースカーサービス「unicar(ユニカー)」を2024年4月に開始すると発表した。
「unicar」は、従来の期間型メンテナンスに代わり、スマートドライブが提供するデバイスから収集される走行データを基に、業界で初めて距離に応じたメンテナンスを可能にするのが特徴。
両社はこれまでにもデータプラットフォーム領域での協業、延べ3000社が参加してきた「100日間無事故キャンペーン」の「安全運転リレーイベント」共催など、企業の課題解決や全社的な安全運転の推進でタッグを組んできた。
「unicar」はリアルタイムの走行データを活用し、「必要な車両が」「必要なタイミングで」「最適なメンテナンス」を受けられるようにする。
これまでのスケジュール点検のように決められた期間で実施する一律型のメンテナンスではなく、車両の利用状況に合わせた個別最適のメンテナンスを実施する。
両社は期間型のメンテナンスでは必要のない車両に対しても期間基準でメンテナンスが発生していたが、移動データを基に各車両の利用状況に応じた対応を実施すれば、車両管理担当者の生産性向上につながり、本来の業務に集中できるようになるとメリットを説明。
利用車両に関しても、適切なタイミングで点検を受けられることによる事故リスク低減と、整備に要する時間の極小化による車両稼働率の向上が期待できるとアピールしている。
車両の利用状況に合わせた個別最適のメンテナンスに加え、今後は交通事故削減や減車につなげるコンテンツの導入も予定している。
(いずれも両社提供)
「unicar」は2030年の管理車両台数7万台の早期達成を目指す。
(藤原秀行)