15年連続減少、3分の1に
日本郵便は1月1日、2024年の元旦に全国で配達する年賀郵便物数(速報値)が前年比15.8%減の7億4322万通になったと発表した。国民1人当たりに換算すると約6通という。
元旦の実績(封書含む)としては、2010年から15年連続で前年より減少した。直近のピークの09年(20億8882万通)に比べると64.4%減った。
15年で約3分の1まで落ち込んだことになる。電子メールやSNSの普及、生活習慣の変化などが逆風になっている。
当初の発行数も14億4000万通で、09年の39億5000万通から63.5%縮小した。
24年元旦分は、配達物が全国で最も多かった郵便局はさいたま新都心(埼玉)で285万5000通。その後は青葉(神奈川)の234万8000通、柏(千葉)の232万通、大阪北(大阪)の221万6000通、広島中央(広島)の218万2000通などと続いた。
(藤原秀行)