サービスエリア拡大図る
食料品や日用品などの注文を受けてから約10分で配達する次世代コンビニ「QuickGet」を展開しているスタートアップのクイックゲットは6月29日、Spiral Capital、マネックスベンチャーズ、ココナラスキルパートナーズの3社と個人投資家から総額3.5億円の資金調達を実施したと発表した。
調達した資金はサービスエリアの拡大や人材採用に充当し、組織拡大とサービスの普及を加速させたい考え。
同社は2019年11月にサービスのβ版を開始、20年9月に正式リリースした。「ダークストア(配達専用店)」を構え、「クイックコマース(Q)コマース(即時配達)」を実施。現在は渋谷、港、目黒の3区で展開しており、約10分で配達することを掲げ、食品や菓子、日用品、缶ビール、本格ワインまで取り扱っている。21年12月には生鮮食品の販売もスタートした。
自社で在庫を抱えることでコンビニ以上の品揃えを実現。 送料は配送距離に関わらず一律250円と設定しており、「平均配送時間11分、30分以内配送率99%」を全エリアで半年以上達成しているという。
今後は3年で200店舗拡大し、東京都内に加えて地方主要都市など、全国各地にQuickGetを広げる方針。併せて、現在20人のフルタイム勤務スタッフを1年で4倍の80人に増やす。
(クイックゲット提供)
(藤原秀行)