7月以降地域拡大、CO2排出47%削減見込む
ビール大手4社は4月25日、ビールパレット(Pパレ)の共同回収を全国で実施すると発表した。
昨年11月から東北エリアで先行して行っており、今年7月からは首都圏、東海、九州に順次拡大、11月以降はそれ以外のエリアにも広げていく。トラックドライバー不足を踏まえ、業務効率化を図るとともに環境負荷低減を進める。
4社は7月以降、Pパレ回収車両の積載率改善や回収距離短縮で年間のCO2排出量を従来比で約47%(約4778トン)減らせると見込む。
パレット共同回収のスキーム(4社プレスリリースより引用)
Pパレは業界統一規格として1992年から酒類飲料業界で共同利用している。得意先からの回収は旧来、各社が個別に行っていた。共同回収はPパレ共同使用会加盟社合計の回収枚数が1万枚以上の得意先を対象に設定し、回収をビール4社で分担、得意先ごとに代表社が4社分のPパレをまとめて引き取る。
(藤原秀行)