三井不動産が物流施設開発で海外進出、第1弾はタイ・バンコク

三井不動産が物流施設開発で海外進出、第1弾はタイ・バンコク

2020年に第1期開業予定、東南アジア展開を加速

三井不動産は4月26日、物流施設開発で海外進出すると発表した。第1弾として、タイのバンコク近郊で2物件を手掛ける。2020年に第1期のプロジェクトで開業する予定。全体の開業は22年を見込む。

国内で積み重ねてきた高品質の物流施設開発のノウハウを生かし、経済成長が続く東南アジアで日系企業や現地企業などのニーズを開拓、事業を拡大していきたい考え。

三井不動産のタイ現地法人を通じ、現地系の不動産開発会社フレイザーズプロパティのタイ子会社と共同で事業を展開する。総事業費は2物件で合わせて53億バーツ(約185億円)を計画している。

1施設目はバンコク東部のバンパコンで、延べ床面積は約16万平方メートル。タイ最大港湾のレムチャバン港など物流インフラへのアクセスに利点があり、東部経済回廊内に位置している。

2施設目はバンコク北部のワンノイで建設を予定しており、延べ床面積は約9万平方メートル。周辺には大規模な工業団地や卸売事業者らが多数存在しており、日系の製造業も集まっている。


2施設の位置(三井不動産提供)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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