終業→始業まで11時間空けるインターバル協定締結も
航空会社の労働組合が加盟している航空連合は1月25日、2024年の春闘で、基本給を引き上げるベースアップ(ベア)を軸として、1万円以上の賃上げを求める方針を表明した。
航空連合がベアを要求するのは2年連続。賃上げの要求額は23年春闘の「6000円以上」からさらに上積みし、過去最高。定期昇給も含めた全体の賃上げ率は平均5.87%となる。
一時金・賞与は年間5カ月台を要求する。
また、就労環境改善のため、重点取り組み項目として、終業から次の始業まで11時間を空ける「勤務間インターバル協定」を加盟している全労組が会社側と締結することも目指す。
航空連合は航空会社や整備会社などの57組合が加盟、組合員は約4万4000人に上る。
(藤原秀行)