年間CO₂排出量44t削減、庫内作業自動化でドライバーの待機時間短縮も
サッポロホールディングス(HD)は2月2日、傘下のサッポログループ物流とJR貨物、日本運輸倉庫、日本フレートライナーの4社がサッポロビールの千葉工場から仙台工場内の仙台物流センターへの製品輸送の一部に関し、同日以降、トラック輸送を鉄道輸送に切り替えたと発表した。
千葉工場で製造した「サッポロ生ビール黒ラベル」などのビール製品を仙台物流センターへ輸送する際、JR貨物の鉄道コンテナを利用する。トラックの長距離輸送削減と年間CO₂排出量の約44t抑制を見込む。
また、輸送時の荷崩れを防止する梱包作業を、日倉の隅田川支店第一営業所倉庫内に新たに導入した自動梱包作業機械で自動化し、出荷時の作業負荷とドライバーの待機時間削減に取り組む。作業員の梱包作業時間を約30分短縮できると想定している。
輸送の様子
モーダルシフト前と後の比較
輸送ルート
サッポロビール千葉工場(千葉県船橋市)→JR貨物隅田川駅(東京都荒川区)→JR貨物仙台貨物ターミナル駅(宮城県仙台市)→サッポロビール仙台物流センター(宮城県名取市)
(藤原秀行)※いずれもサッポロHD提供