中国系PUDU、ファミレスなどのネコ型配膳ロボットを工場・倉庫向けにカスタマイズした「工業用バージョン」グローバル販売開始へ

中国系PUDU、ファミレスなどのネコ型配膳ロボットを工場・倉庫向けにカスタマイズした「工業用バージョン」グローバル販売開始へ

AI音声や障害物回避などの機能搭載

中国のロボット大手Pudu Robotics(プードゥ・ロボティクス)の日本法人Pudu Robotics Japanは2月13日、ファミリーレストランなどに提供しているネコ型配膳ロボット「BellaBot(ベラボット)」の工業用バージョンのグローバル販売を開始すると発表した。

工場や倉庫などでの使用を想定、トレイのサイズや数、積載量などをカスタマイズしている。これまでは日本国内でのみ販売してきたが、工場や倉庫の搬送ニーズが見込めると判断。日本に加えて東南アジアでの販売も開始した。2024年内をめどに他の地域でも販売を始める予定。

「工業用バージョン」は2021年発売。愛らしい外見に加え、最新のAI音声機能、無指向性3D障害物回避機能、SLAM(自己位置推定・地図作製)技術、自動車に匹敵するサスペンションなどの技術を生かしている。

とりわけ搬送作業で、人の作業をサポートし、単調なタスクを代替できると想定。既にレストランやレジャー施設、介護施設などで採用されている「BellaBot」と同じく、先進的なナビゲーションシステムや高い障害物回避能力を備え、安全性の確保にも配慮している。

(藤原秀行)※いずれもPudu Robotics Japan提供

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