購入前の最短配達予定日表示やコンビニ受け取り可能に
ECウェブサイト構築支援などを手掛けるShopify Japanとヤマト運輸の両社は3月7日、Shopifyを利用する国内EC事業者向けに、荷物の円滑な配送や受け取りを実現する新サービスの提供を3月下旬から順次開始すると発表した。
EC市場が拡大する一方で配達などへのニーズが細分化している上、ECサイト上で配達予定日を表示するなど、EC利用者の利便性向上に資する機能やサービスは、自社でシステム開発する必要があり、特に中小規模のEC事業者にとっては導入のハードルが高くなっている点を考慮。新たなサービスを開発した。
新サービスは、購入時が事業者のECサイト上で配達エリアの郵便番号を入力すると、配達可能な最短配達日を自動で表示するアプリ「ヤマト運輸 最短お届け予定日自動表示アプリ」を追加。購入時に配達のスケジュールを把握できるため、購入者の利便性向上と購入率向上につながると見込む。アプリはヤマトが新たに開発・運営管理を担う。
商品画面イメージ（両社提供）
併せて、配送に関わる様々な機能を提供している「配送カスタム.amp」がヤマトの「EC自宅外受け取りAPI」に対応。購入者はヤマトの営業所やコンビニエンスストア、オープン型宅配便ロッカーなどで購入商品を受け取ることができるようになる。
両社は従来以上に、生活スタイルに合わせて好きな場所・タイミングで荷物を受け取りやすくなり、購入者の利便性向上と再配達削減につながると見込んでいる。
（藤原秀行）
