1カ月で登録250万人突破
メルカリは4月16日、短時間働くことが可能な単発の仕事を紹介するサービス「メルカリ ハロ」に関し、全国展開を開始したと発表した。
「メルカリ ハロ」は3月6日に1都3県の店舗で求人掲載をスタート。1カ月で登録者数が250万人を突破したことを踏まえ、より大規模にサービス展開することにした。新たに全国チェーン店やローカルスーパーなど、5万店舗以上の求人を続々と公開していく予定。
勤務した人の6割以上が「メルカリ ハロ」を通じて初めて「スポットワーク」を体験するなど、市場全体の拡大にも寄与していると想定している。
また、今回の全国展開開始に合わせて、パートナー拡充を加速させるために大阪拠点を新設したことも公表した。今後は、全国チェーン店に加えて、地域に根差したローカルなお店や中小事業者との連携も深める構え。
メルカリが3月に勤務したクルーを対象にアンケートを実施した結果、「メルカリ ハロ」を通じて勤務したクルーの62%が初めてスポットワークを利用した「スポットワーク初心者」だったという。
「メルカリ ハロ」で勤務したクルーのうち、45%が2回以上「メルカリ ハロ」を利用した「リピーター」となっている。一度の利用を契機としてスポットワークを日常的に活用するようになっている人が一定数いることが伺える。
クルーに「メルカリ ハロ」を利用した理由を聞いたところ、「もともとメルカリを利用していて登録がかんたんだった」「メルカリのサービスで安心して使えるため」などの声が多く挙がっている。
一般的にスポットワーク業界が抱く「若い人のためのもの」「学生向け」というイメージとは異なり、10代から50代以上の幅広い世代が利用していることが示されている。
旧来のアルバイト従事者や学生の方だけではなく、「社会人副業」にも活用されているという。登録者の3人に1人以上(34%)が会社員・団体職員で、高まる副収入ニーズの受け皿にもなっているとみられる。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用