ロジスティクスパーク内の1棟
プロロジスは4月22日、茨城県古河市で既存顧客向けのBTS型物流施設「プロロジスパーク古河5」が竣工したと発表した。
物流施設が集積するロジスティクスパークとして開発中の「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」の敷地内で完成した。
地上4階建て、延床面積は約5万1000㎡。テナント企業の具体名は公表していない。
「プロロジスパーク古河5」
関東地方のほぼ中央に位置する北利根工業団地内に立地し、国道・高速道路を利用して、東西南北の主要都市・港・空港まで約1時間で到達可能。圏央道の五霞IC、境古河ICから約10分で、関東全域に加えて東北方面や関西方面へアクセスできる。
施設はスロープを併設し、45ftコンテナセミトレーラーが2階のバースにも直接アクセス可能。1・2階で計約50台分のトラックバースのほか、敷地内に約40台トラック待機場と、約120台の乗用車駐車場を整備している。
環境負荷低減の一環として屋根面には自家消費型太陽光パネルを設置し、余剰電力が生じた場合は「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」各施設への電力供給、および他の施設への自己託送によるグリーン電力の供給を実施する。
非化石証書を活用することで、施設内で使用する電力は実質的に100%再生可能エネルギー由来(グリーン電力)かつCO2排出量ゼロとする予定。
倉庫内には通常のLED照明比で電力使用量を半減できる高天井用センサー付きインテリジェントLED照明(プロロジス共同開発)を設置する。消費電力や水の使用量をリアルタイムでモニタリングできる「プロロジススマートボックス」を採用。気温・湿度・雨量・風速・地震などの気象・環境データも取得可能で、データの活用・分析により、施設運営をサポートする。
CASBEE(建築環境総合性能評価システム) Aランク、およびBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の最高位5スター、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)認証をそれぞれ取得する予定。
「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」は、さまざまな用途で利用できるマルチパーパス型ロジスティクスパークとして開発中。今回の「プロロジスパーク古河5」とマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク古河4」、「プロロジスパーク古河6」のほかに、2棟の物流施設の開発を計画している。
北東隣では3つのBTS型物流施設「プロロジスパーク古河1・2・3」が稼働している。
施設概要
名称 |
プロロジスパーク古河5 |
所在地 |
茨城県古河市北利根15番10 |
敷地面積 |
32,134.81㎡(9,720.78坪) |
延床面積 |
51,192.31㎡ (15,485.67坪) |
構造 |
地上4階建て免震構造、 |
着工 |
2023年1月 |
竣工 |
2024年4月 |
「プロロジス古河プロジェクト フェーズ1」/「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」
施設名称 |
施設種類 |
延床面積 |
募集状況 |
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プロロジス古河 |
プロロジスパーク古河1 |
BTS型 |
35,840.66㎡ |
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プロロジスパーク古河2 |
BTS型 |
21,937.95㎡ |
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プロロジスパーク古河3 |
BTS型 |
31,265.83㎡ |
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プロロジス古河 |
マルチテナント型 |
123,266.42㎡ |
募集中 |
|
プロロジスパーク古河5 |
BTS型 |
51,192.31㎡ |
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マルチテナント型 |
8棟約8,900㎡ |
募集中 |
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プロロジスパーク古河7 |
計画中 |
計画中 |
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プロロジスパーク古河8 |
計画中 |
計画中 |
(藤原秀行)※いずれもプロロジス提供