商船三井グループが発注のジクシス社向け「LPG・アンモニア運搬船」が竣工

商船三井グループが発注のジクシス社向け「LPG・アンモニア運搬船」が竣工

CO2やSOxなど削減可能

商船三井は4月26日、グループのシンガポール法人ARAMO SHIPPING(SINGAPORE)が発注したLPG(液化天然ガス)二元燃料LPG(液化石油ガス)・アンモニア運搬VLGC(Very Large Gas Carrier)「AQUAMARINE PROGRESS Ⅱ」 (アクアマリン・プログレス・ツー)が4月26日に名村造船所から引き渡されたと発表した。

本船は竣工後、LPG輸入・元売りを手掛けるジクシス向けの定期用船契約に投入する。

本船はLPGと重油の二元燃料船で、LPGを燃料として利用した場合、重油と比較してCO2を約20%、SOx(硫黄酸化物)やPM(粒子状物質)などを約90%削減できる見通し。

輸送する貨物としてはLPGに加え、アンモニアも取り扱える仕様を採用している。燃焼時にCO2を排出しないアンモニアは、次世代のクリーンエネルギーとして今後大規模な需要の増加が見込まれている。

(藤原秀行)※いずれも商船三井提供

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