法的拘束力ある提案との比較検討プロセスなど再度質問
AZ-COM丸和ホールディングスは5月17日、TOB(株式公開買い付け)を実施しているC&Fロジホールディングスに対し、新たに質問状を送付したと発表した。
C&Fロジは、AZ-COM丸和からのTOBに関し、4社から法的拘束力のある提案書を受領していると発表。AZ-COM丸和に対応した買収提案などとみられる。
AZ-COM丸和は、C&Fロジが受け取った提案の具体的な内容や、提案を検討するプロセスとタイムスケジュールについて何も明らかにしていないと指摘。
TOB発表後、C&Fロジの株価が関係者の思惑買いで高騰していることにも触れ「(TOBの)是非を真摯に判断しようとする貴社株主、その他の投資家の投資判断に大きな混乱を生じさせている」と不快感を表明した。
その上で、受け取っている対抗提案とAZ-COM丸和のTOBをどのように比較検討するのかプロセスを明らかにすることなどを質問している。
(藤原秀行)