エフピコ物流、「2024年問題」対応でオリジナル新パレット導入し作業時間短縮

エフピコ物流、「2024年問題」対応でオリジナル新パレット導入し作業時間短縮

1500角タイプと組み合わせ、トラック荷台にすき間なく積み込み可能

食品トレー大手エフピコ傘下のエフピコ物流は5月31日、輸送の効率化とドライバーの省力化に向け、センター間の在庫移動の際に実施しているパレット輸送に関し、「2024年問題」を考慮し、24年にオリジナルサイズの新パレットを使った運用を始めたと発表した。

同社のベースカーゴの食品トレーは1枚当たりが軽くてサイズが大きくかさばるため、世間一般的に流通している1100角規格のパレットには向かないため、1500角パレットを使用している。

1500角パレットはトラックのサイズにうまく合わないため、パレット輸送には不向きだったが、より効率的にエフピコの製品を輸送できるよう、2019年に1500角パレットと手積みの併用をスタートした。

ばら積みと比較すると、積み込みが120分から24分に、荷降ろしが120分から17分にそれぞれ作業時間を短縮することができた。

2024年に新しく開発した800×1500サイズのオリジナルパレットを使用した輸送を始めたことで、既存の1500角パレットと組み合わせ、製品をトラック荷台に全てパレットで積み込み、荷降ろしできるようになった。積み込みは24分から15分、荷降ろしは17分から15分とさらに作業時間を短縮できているという。

今後全国に運用を拡大し、2024年問題対応で求められているドライバーの作業負担軽減と効率化をさらに強力に推し進めていきたい考え。

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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