コスト上昇で収益低迷、回復見込めず
日野自動車は5月31日、米現地法人Hino Motors Manufacturing U.S.A.(HMM)が運営しているアーカンソー工場を2027年に閉鎖すると発表した。
同工場は2006年に稼働を開始。トヨタ自動車の現地法人向けに自動車用部品を製造している。原材料費や人件費の上昇などで収益が低迷、改善が見込めないため自動車用部品製造から撤退することにした。
同工場の自動車用部品事業の2024年3月期の売上高は811億円、営業損益は295億円の赤字だった。現在は同工場で1300人が勤務している。
(藤原秀行)