「ゆうパック」と新幹線物流で福島産の高品質な桃を関東に届ける実証実験へ

「ゆうパック」と新幹線物流で福島産の高品質な桃を関東に届ける実証実験へ

「2024年問題」や脱炭素、地方創生などの課題解決図る

日本郵政と日本郵便、JR東日本、農産物の販売などを手掛ける陽と人(ひとびと、福島県国見町)の4社は6月5日、「2024年問題」や脱炭素、地方創生などの課題解決につなげるため、化学肥料や除草剤不使用の桃と規格外の桃を、日本郵便の「ゆうパック」と新幹線を活用したJR東の荷物輸送サービス「はこビュン」を組み合わせて輸送する実証実験を行うと発表した。

新幹線を使って産地から大消費地へ届けることで、物流面の温室効果ガス排出削減を図るとともに、長距離のトラック輸送解消を目指す。

実証実験は福島~東京間で7月16日~9月6日の間、計28日間行う予定。やまびこ146号(福島駅16:16発→東京駅17:48着)のスペースを使い、高品質の桃や規格外の物を都心に届ける。購入の申し込みは6月10日スタートし、配達は関東地域(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、島しょ地域を除いた東京都、神奈川県、山梨県)に限定する。

販売商品 ・桃源の極み(高品質・希少部位)
         価格:12,270円(消費税・送料込) 内容量:2.0kg ※限定200箱
        (農林水産省の環境負荷の低減「見える化」☆3つ取得)

        ・訳あり桃
         価格:2,800円(消費税・送料込) 内容量:1.5kg ※限定2,200箱

        ・訳あり桃(上)
         価格:5,100円(消費税・送料込) 内容量:2.0kg ※限定350箱
        (農林水産省の環境負荷の低減「見える化」☆3つ取得)


輸送イメージ(4社提供)

(藤原秀行)

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