プリンなどは依然めど立たず
江崎グリコは6月11日、物流や出荷管理などを担う基幹システムの切り替えで発生した障害の影響でチルド食品(冷蔵品)の出荷を停止している問題に関し、一部の商品について出荷を6月25日以降、順次再開すると発表した。
対象は「高原特選牛乳」「アーモンド効果」などの牛乳製品6ブランドと、キリンビバレッジから販売を受託している「午後の紅茶」「無添加野菜」「ファイア」「トロピカーナ100%」など9ブランド。
「プッチンプリン」や「カフェオーレ」など他の商品は「準備が整い次第、順次出荷する」と説明、明確なめどは示していない。
グリコによれば、障害は4月3日に基幹システムを切り替えた後に発生、4月14日に物流センターからの冷蔵品出荷を一時ストップした。4月18日にいったん出荷業務を再開したが、システム上の在庫データが実際に物流センターで保管している数と合致せず、再び停止を強いられた。
(藤原秀行)