来場前後の周遊・観光促進狙い
エニキャリは6月19日、一般財団法人福岡コンベンションセンター(FCC)と提携し、手荷物の当日ホテル配送と一時預かりサービスの実証実験を5月31日に開始したと発表した。
FCCで開催される展示会や学会、コンサートへの来場者を対象に、預けたキャリーバッグなどの手荷物をエニキャリが当日中に宿泊先ホテルへ配送する。会場での一時預かりにも対応する。
実証実験は、施設来場者の荷物携行に伴うストレスを解消し、来場者の周遊性向上と催事前後の域内観光促進につなげ、MICE(国際会議・展示会)経済効果最大化を図るのが狙い。
預け入れ窓口の様子(実証開始初日の5月31日)(エニキャリ提供)
FCCは全国・海外からの来場者がスーツケースを持ったまま催事に参加するケースが多い一方、施設内のロッカーは小サイズが中心で、スーツケースやキャリーバッグが入る大サイズの設置数は少なく、十分に対応できていなかった。
そこでエニキャリと組み、来場者の負担軽減を図ることにした。実証実験を通じてサービス料金の妥当な水準などを見極めるとともに、FCC以外のコンベンションセンター(イベント施設)にも広げられるかどうかを確認する。
■概要
・料金:[ホテル配送]1,500円(税込み)~、[一時預かり]600円(同)~
・預け入れ場所:福岡コンベンションセンター管理施設内(福岡国際会議場、マリンメッセ福岡、福岡国際センター)
・ホテル配送について:
[受け取り場所]利用者指定の宿泊先ホテル(福岡コンベンションセンターから半径3km圏内のホテル/宿が対象)
[受け付け締め切り]15:00、[宿泊先への配送]当日18:00まで
※料金と時間(締め切り/配送)は、サービス開始時のもので変更する場合がある
(藤原秀行)