研究開始、積み降ろしも自動化目指す
米自動車大手フォード・モーターは5月22日、自動運転商用車と二足歩行するロボットを組み合わせた無人配送の研究を始めると発表した。
ロボットはソニー傘下のファンドなどが出資している米スタートアップのアジリティー・ロボティクスが開発した「Digit(ディジット)」。フォードの自動運転車に搭載し、配送先の近くで車から降り、荷物を抱えて玄関まで届けることをイメージしている。
ロボットは階段や起伏のある場所でも歩行が可能で、最大約18キログラムの荷物を運ぶことが可能という。
実用化の具体的な時期は未定だが、フォードは車の運転や荷物の積み降ろしと配送に人の手を要しない宅配を確立し、人手不足に対応したい考えだ。
ロボットが荷物を届けるイメージ(フォード・モーター提供)
(藤原秀行)