T2、新東名でドライバーが操縦関与せず116km区間の連続自動走行に成功

T2、新東名でドライバーが操縦関与せず116km区間の連続自動走行に成功

25年3月めどに神奈川~兵庫の500kmで実証実験目指す

自動運転トラックの開発を手掛けるT2は6月24日、政府が自動運転車優先レーンの設置を予定している静岡県の新東名高速道路 駿河湾沼津SA~浜松SA間116kmで、ドライバーが操縦せず連続で自動走行するのに成功したと発表した。

T2は自動運転トラックを活用した幹線輸送サービスの事業化を目指しており、5月29日に当該区間で公道実証実験を開始。ドライバーが90分間、運転操作に介入せず、連続で自動運転走行した。合流やトンネル内の走行も安定性が向上し、特定の条件下で完全自動運転する「レベル4」自動運転の実現へ着実に開発が進捗していることを確認した。

公道実証実験は「レベル2」(部分的な自動運転化)で行っている。今後は走行距離を拡大するとともに、事業化に向け遠隔監視と連携や積載状態で実証実験を行うことなどを想定している。

T2は2025年3月をめどに、自動運転幹線輸送サービスを提供することを想定している綾瀬(神奈川県)~西宮(兵庫県)の全区間(約500km)で実証実験を行う予定。


(T2提供)

(藤原秀行)

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