C&W、埼玉・加須で2.7万㎡の物流施設が竣工

C&W、埼玉・加須で2.7万㎡の物流施設が竣工

ボックス型で最大2分割利用可能、太陽光発電導入

米不動産総合サービス大手クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)の日本本社は6月26日、傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(C&WAM)が、加須ファシリティ特定目的会社を通じて、埼玉県加須市で開発を進めてきた物流施設 「LF加須」が竣工したと発表した。


外観写真

「LF加須」は地上2階建て、延床面積約2万7000㎡のボックス型の物流施設。柱スパンは間口11m×奥行10.5m、倉庫の梁下有効高さ5.5m、床荷重1.5t/㎡をそれぞれ確保し、荷物用エレベーターと垂直搬送機を各4基実装している。

テナント区画は1棟貸しと、2分割の両方に対応可能な設計を採用。ブレース(筋交い)を用いない構造にしており、テナントのレイアウトの自由度を高めている。


施設全景


1階倉庫スペース・トラックバース

プロジェクト全体で建蔽率を最大限活用し、敷地内に施設外周をめぐる回遊性の高いトラック動線を実現した。

駐車場は107台、大型車待機スペース14台をあらかじめ用意し、増設も可能。倉庫全館への空調導入に対応可能な電気容量も確保しており、テナント企業の様々な物流ニーズに対応できるよう考慮している。

東北自動車道の羽生ICから約5.1km、加須ICから約5.8kmに位置し、東京都心まで車で60分。東北道や首都圏全域へのアクセスに強みを持ち、広域配送拠点として交通利便性に優れているのが特徴。

加須・大利根工業団地に近接し、24時間操業が可能。


オフィススペース


2階倉庫スペース


西側エントランス


東側エントランス

建築物省エネルギー性能表示制度 BELS5スター、ZEB Ready認証、建築環境総合性能評価システムCASBEE Aランク認証を取得済み。全国有数の日照時間が得られる地域特性を活用して屋根には太陽光発電事業者が発電した電力の一部を建物内で使用可能な太陽光発電設備を導入、テナントによるグリーン電力の利用を後押しする。

(藤原秀行)※いずれもクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド提供

物流施設/不動産カテゴリの最新記事