商船三井、台湾洋上風力発電所向け3隻目の大型作業支援船(SOV)造船契約締結

商船三井、台湾洋上風力発電所向け3隻目の大型作業支援船(SOV)造船契約締結

26年末竣工予定

商船三井は6月28日、台湾の大統海運(Ta Tong Marine、タ・トン・マリン)との合弁会社、大三商航運股份有限公司(Ta San Shang Marine.、タ・サン・シャン・マリン、TSSM)が6月27日、オランダのダーメングループと新造Service Operation Vessel(SOV、大型作業支援船)の建造に関する造船契約を締結したと発表した。

アジア初の新造SOV「TSS PIONEER」(ティーエスエス・パイオニア、2022年竣工)、昨年11月に建造を決定し「TSS CRUISER」(ティーエスエス・クルーザー、25年末竣工予定)と命名予定のSOVに続き、TSSMとして3隻目のSOVになる。

3隻目となる本船も台湾籍SOVとして、姉妹船の「TSS CRUISER」と同じくメタノールレディな設計を採用。同じベトナムの造船所にて建造され、2026年末の竣工を予定している。

本新造SOVは2020年代後半に建設および運転開始が予定されている台湾の洋上風力発電所への投入が計画されている。TSS PIONEERの操業を通じて培った経験を活かして洋上風力発電所へ人員や物資の安全な移送を行うとともに、洋上での作業員の快適な宿泊設備を提供することで台湾の洋上風力事業の需要を着実に取り込みたい考え。

(藤原秀行)※いずれも商船三井提供

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