[PR]脱エクセル!データを基にSCMの計画を策定し、経営層にリアルタイムで共有

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SCMシステムを経営インフラに据えて
合理的な計画と迅速な意思決定を実現

ザイオネックス株式会社


Interview ザイオネックス 藤原玲子 代表取締役

需給管理は事業の要だ。しかし、多くの企業ではそれが現場任せになっている。計画策定プロセスやロジックは属人化し、共有すべきデータは担当者のPCに分散している。計画システムを経営のインフラとして位置付け、SCMの意思決定を刷新する必要がある。ザイオネックスのSaaS型SCMシステム「PlanNEL」がそれを可能にする。 (聞き手・本誌編集部)

“売り”と“買い”こそ事業の要

──日本でもSCMという言葉は普及しましたが、それが企業経営にどこまで反映されているのかは疑問です。
「残念ながらいまだにSCMを現場の役目と考えている経営者の方がかなり多いように見受けられます。事業とはそもそもモノやサービスを調達して、顧客に販売することで成り立っているわけですから、売りと買い、すなわち需給マネジメントは経営の要です。本来、経営者にとって将来の収益は最大の関心事であるはずです。ところがそれを現場オペレーションの問題として捉えている。調達は生産、販売は営業に任せて、企業全体の売り買いや事業の拡大が意識されていません」

「それでも日本の現場には優秀な方が多いし、かつてのように安定した市場であれば大きな問題にはならなかったかも知れません。しかし、近年のサプライチェーンは歴史的な円安、紛争、天災などによって予測できない事態に頻繁に直面するようになっています。経営者はその度に意思決定を迫られますが、その材料となる情報が何もない。平時においても将来の売り上げや利益の見込みが分からないまま、投資や商品開発などに意思決定を下さないといけない」


図 サプライチェーン関連業務と情報システム

──現状のシステムのどこに問題がありますか。
「図はサプライチェーンの『実行』と『計画』、『管理』の関係を整理したものです。このうち『実行』についてはERPや基幹システム、あるいはWMSなどの『SCE(Supply Chain Execution)』で管理している。SCEを経営のインフラとして使っています」

「ところが将来の『計画』や『管理』、すなわち『SCM』は現場の担当者が自分なりに工夫して表計算ソフトで作り込んでいます。そのため他の人には根拠や妥当性が分からない。データも担当者のPCに分散しているので、会社全体でどれだけの売り上げや利益になるのかがリアルタイムに分からない。経営者が根拠を持って意思決定を下すには、経営インフラとしての計画システムが必要です」

「最近、当社のSaaS型SCMシステム『PlanNEL(プランネル)』を導入されたある中堅メーカーでは、それまで計10人の担当者がエクセルを使って十人十色のやり方でカテゴリー別・SKU別の調達計画を作っていました。本来の仕事とは言えない表の作成・更新業務に勤務時間の半分近くを取られていた」

「一方で経営層はそれぞれの計画がどれだけ合理的に作られたものなのか分からない。個別の計画はあっても、全体を俯瞰して限られた会社のリソースを何にどれだけ割り当てるべきか判断する必要があるのに、その材料がない、という状況でした」

「そこでPlanNELを導入してSCMを刷新しました。エクセルに代えてPlanNELで計画を作成することで、属人的で効率が悪かった業務が標準化され、担当者は本来の仕事に時間が割けるようになりました。一方、経営層はデータに基づいて、企業の成長に向けた意思決定を下せるようになりました。SCMを現場レベルから経営レベルに引き上げたんです」

──具体的に何が可能になるのですか。
「『製販在』や『PSI』という言葉が使われている通り、製造業には生産計画、販売計画、在庫計画の3つの計画があります。PlanNELはこれらを策定するシステムです。各担当者が同じシステムを使って計画を策定することで、リアルタイムにデータの共有とコントロールが可能になります。通常は向こう3カ月から6カ月、長いと12カ月にわたる計画を立て、月次で計画をローリングしていきます」

「計画システムがあれば『What-If分析』をはじめシミュレーションもできるようになります。複数ある計画のうちどれが最適なのか、鉄道の乗り換えアプリを利用するのと同じように、売り上げ、利益、コスト、納品リードタイムなど何を重視するのかを決めれば、それに沿って計画をソートしてくれます。為替変動の影響を評価することもできます」

中堅・中小にも世界標準のSCMを

──他のSCMシステムと比較した時の特徴は?
「当社は『T3(ティーキューブ)』という大手企業向けのSCMシステムを従来から提供してきました。そこからSaaS型にも手を広げたのは、中堅・中小企業でも売りと買いが発生している以上はSCMシステムが必要だからです。大手ベンダーのSCMシステムは年間の維持費が数億円以上かかります。導入できる企業は限られます。それに対してPlanNELは1モジュール月額30万円から導入できます。年商50億円規模の企業にも手が届きます。それでいて世界標準のSCMに必要十分な機能は網羅しています。『T3』と違ってカスタマイズはできないけれど、SaaSなので追加費用をかけなくても世の中のニーズに合わせて機能がどんどん追加されていく」

「加えて当社は適正在庫診断や、複数部署をまたいで需給の課題を共有し、解決の方向性を合意するワークショップなど『プロフェッショナルサービス』にも力を入れています。SCMの改革は組織のあり方にも影響してくるため、システムを導入しただけではなかなか上手くいきません。システムの導入を検討する段階では、要件を定義して費用対効果を検証する必要があります。それを当社のスタッフがお客さまの現場に入り込んでサポートします。費用の目安は150万円からです。これもかなりリーズナブルだと思います」

「グローバル企業で実際にサプライチェーン部門のトップを務めた経験のあるコンサルタントも社内に抱えています。必要に応じてお客さまの問題解決を手助けしています。将来的には、お客さまの社内にSCMの経験者がいない場合には当社からスタッフを派遣して、インハウスでアウトソーシングしていただくサービスの提供も予定しています。SaaS型であってもカスタマーサクセスは、個別企業のニーズに合わせて柔軟に対応しています」

お問い合わせ先

ザイオネックス株式会社
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町1-2 THE SHORE 日本橋茅場町7F
https://www.zionex.co.jp TEL:03-6667-0911

会社プロフィール

ザイオネックス(Zionex)
米マサチューセッツ工科大の工学博士3人が2000年に韓国ソウルで創業。同社のSCMシステム「T3(ティーキューブ)」は、韓国、台湾、日本などのグローバルメーカー400社以上に採用されている。2013年8月、日本法人設立。23年1月、日本法人からSaaS型SCMシステム「PlanNEL(プランネル)」をローンチ。

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