斉藤国交相が批判
斉藤鉄夫国土交通相は7月9日、閣議後の記者会見で、日立造船の子会社2社が船用エンジンの燃費に関するデータを改ざんしていた問題に関し「ユーザーからの信頼を損なう行為であり、船舶の環境・安全性能の確保の観点からも極めて遺憾」と批判した。
斉藤国交相は、日立造船と子会社2社に対し不正の全容解明と再発防止策について8月末をめどに国交省へ報告するよう指示するとともに、他のメーカー19社にも同様の事案がないかどうか調査し、9月末までに報告するよう求めたことにあらためて言及。
「必要な調査を速やかに実施し、事実関係を確認した上で厳正に対応していきたい」と語った。
(藤原秀行)