三井住友、みずほなど7行の協調融資、打ち上げの開発・運用に充当
月面へ物資を輸送する「ペイロードサービス」の商用化を目指しているスタートアップのispace(アイスペース)は7月12日、新たに総額100億円の資金調達を実施すると発表した。
三井住友銀行をアレンジャー、みずほ銀行をコアレンジャーとして、計7行の銀行団によるシンジケートローン(協調融資)を受け入れる。調達は7月31日付で、借入期間は3年3カ月。
7行は両行のほか、三井住友信託銀行、商工組合中央金庫(商工中金)、SBI新生銀行、あおぞら銀行、りそな銀行。
調達する資金は2024年冬に計画している「ミッション2」、26年の打ち上げを予定している「ミッション3」と27年の打ち上げを計画している「ミッション6」の開発・運用に充てる。
今回の新規資金調達により、ispaceの累計調達額は656.4億円に達する。
■ シンジケートローン契約の概要
借入金額 | 100億円 |
借入金利 | 変動金利(基準金利+スプレッド) |
借入実行日 | 2024年7月31日(予定) |
借入期間 | 3年3カ月 |
資金使途 | 運転資金 |
返済方法 | 期日一括返済 |
担保・保証 | 無担保・無保証 |
アレンジャー兼エージェント | 株式会社三井住友銀行 |
コアレンジャー | 株式会社みずほ銀行 |
借入先 |
株式会社三井住友銀行 株式会社みずほ銀行 三井住友信託銀行株式会社 株式会社商工組合中央金庫 株式会社SBI新生銀行 株式会社あおぞら銀行 株式会社りそな銀行 |
(藤原秀行)