CBRE4~6月調査、需要旺盛で空室率も低下
シービーアールイー(CBRE)が7月31日公表した2024年第2四半期(4~6月)の大規模マルチテナント型物流施設の賃貸市場動向に関する調査結果によると、福岡圏の期末の空室率は3.2%で、前期(1~3月)から1.7ポイント下がった。
前期から2四半期続けて低下した。竣工した1棟が高稼働率で運営をスタートした上、既存の物件でも空きスペースが埋まっており、CBREは需要が旺盛とみている。
CBREは24年中の残る新規供給が1棟のため「空室率は今後も低下傾向で推移する」と予想している。
募集賃料は1坪当たり3490円で、前期から0.6%上昇した。前期から上がったのは6四半期連続。
これまで相対的に低かった佐賀県の鳥栖方面で上昇基調が見られ、全体の水準を押し上げている。
福岡圏の動向(CBRE資料より引用)
(藤原秀行)