声明で確認、詳細には言及せず
カナダのコンビニやガソリンスタンド運営大手アリマンタシォン・クシュタールは8月19日に公表した声明で、セブン&アイ・ホールディングスに買収を提案したことを認めた。
声明は、セブンに対して最近、「友好的かつ法的拘束力のない提案書を提出した」と説明。
同時に、現打開では買収で何らかの合意に達するかどうかは何も決まっていないと強調、「セブンとの協議については合意するまで公式声明は発表しない」と述べている。
提案書の具体的な内容については言及していない。
アリマンタシォン・クシュタールは2021年、フランスの小売大手カルフール買収に動いたが、フランス国内で強い反発に遭い断念。23年には同じくフランスの石油大手トタルエナジーズから欧州のガソリンスタンド運営部門を買収するなど、M&Aで規模拡大を図っている。
(藤原秀行)