入庫~保管などの工程間に投入、効率化や負荷軽減図る
Gaussyとカジュアル衣料大手のアダストリアは8月26日、倉庫ロボットサービス「Roboware」(ロボウェア」に関し、新たにアダストリアが茨城県常総市に構えている主要物流拠点「アダストリア常総DC」で、AMR (自律走行搬送ロボット) を活用した搬送作業の自動化に向け、実証実験を9月に始めると発表した。
今回活用する中国のForwardX社製AMR「Flex 600-L」は耐荷重600kgで、フォークリフトに代わり重量物の搬送作業を担えるのが特徴。物流、アパレル、 食品、 自動車、 家電業界など、日系企業を含む大手グローバル企業を中心に500社以上で導入実績があり、アジアでは出荷シェア1位という。
ForwardX社製AMR「Flex 600-L」
アダストリアとグループの物流子会社アダストリア・ロジスティクスは事業拡大に備えて物流ネットワークの最適化を進めており、2022年にはEC物流センターを全面リニューアル、23年には同社グループ最大級となるtoB物流拠点「アダストリア常総DC」を開設した。
今回実証実験に取り入れるAMRはフォークリフトの代替として位置付けており、入庫~保管までの工程間搬送、 ピック~仕分けエリアまでの工程間搬送で実証実験を行い、作業の効率化向上や負荷軽減などの効果を見極める。
搬送自動化のイメージ
(藤原秀行)※いずれもGaussyとアダストリア提供