ルート最適化システム活用、属人的運用解消図る
西濃運輸とオプティマインドは8月29日、配送業務改善プロジェクトの一環として、9月1日から2025年2月28日までの半年間、西濃の一部配達店所で配送ルート作成における自動化の実証実験を展開すると発表した。
両社は配送領域で約20%の配達時間削減を目指している。西濃は配達先位置情報を管理するアプリ(カンナビ)を利用しているが、配達コース順はドライバーの経験に基づき決定しており、属人的な運用になっている。
カンナビとオプティマインドのルート最適化システム「Loogia(ルージア)」をAPIで連携し、AIやアルゴリズムを使用した配送ルートの作成業務を自動化。属人的な運用の解消と配送ルート作成の効率化、配送時間やCO2削減を図る構え。新人ドライバーでも最適な配送ルートを組めるようにする狙いもある。
実証実験ではルート作成の精度向上のため、ジオテクノロジーズの幅員データを活用する。
(両社提供)
(藤原秀行)