ラサールと九電グループ、福岡・粕屋町で9.2万㎡のマルチ型物流施設が竣工

ラサールと九電グループ、福岡・粕屋町で9.2万㎡のマルチ型物流施設が竣工

広域配送拠点として運用可能に

ラサール不動産投資顧問と九州電力、九電不動産、熊本を地盤とする大福物流(熊本県甲佐町)の4社は8月30日、福岡県粕屋町で建設してきたマルチテナント型物流施設「ロジポート福岡粕屋」が竣工したと発表した。

ラサールと九電、九電不動産の3社が地上3階建て、延床面積9万1878㎡(約2万7793坪)のマルチテナント型物流施設を開発、1階の全フロアを大福物流が賃借する。

福岡市の中心地から約10km、九州自動車道の福岡ICから約1.7km。福岡中心部への配送に加え、九州全域や中国地方等への広域配送拠点として活用できると見込む。

福岡空港まで約6km、博多港まで約10kmのエリアに位置している。

1階は両面バース式、2・3階は大型シングルランプウェイと天候に左右されない中央車路式を採用している。フロア面積は1階が約8200坪、2・3階はそれぞれ約7300坪で、最小区画は約600坪と設定している。

施設内には2・3階に休憩室を備えるほか、売店、シャワー室、コインランドリー、バリアフリートイレを完備し、快適な労働環境を実現する。敷地内には約440台分の駐車場、約20台の大型車待機
場、バイク置場などを整備する。

防災面では24時間365日稼働の防災センターがセキュリティを維持し、エレベーター、トイレなどの電力を約72時間維持する非常用発電機、非常時用の防災備蓄倉庫を備えている。

環境負荷低減のため、人感センサー付きLED照明や節水型衛生器具などを採用。屋上への太陽光パネルの設置を予定している。CASBEE-建築(新築)のSランクとZEB-Readyの認証を取得済み。

施設概要

ロジポート福岡粕屋
所在地 福岡県糟屋郡粕屋町江辻840番2
敷地面積 81,663.97㎡(約24,703坪)
延床面積 91,878.28㎡(約27,793坪)
構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 / 3階建
用途 マルチテナント型物流施設
着工 2023年6月15日
竣工 2024年8月30日
設計監理監修 株式会社日立建設設計、株式会社エノア総合計画事務所
設計・施工 髙藤建設・九州建設共同事業体
施主 福岡プロパティー特定目的会社

特徴

多様な物流ニーズへの対応
  • 2階・3階に直接車両の乗り入れが可能なランプウェイを採用
  • 約600坪から分割利用が可能な汎用性の高い仕様
従業員の働きやすい環境整備
  • 休憩室、売店、シャワー室、コインランドリーを設置
防災対策
  • 非常用発電機(エレベーター、トイレ等の電力を72時間維持)
  • 防災備蓄倉庫を設置
環境配慮
  • CASBEE-建築(新築)Sランク、ZEB-Readyを取得
  • 人感センサー付きLED照明、節水型衛生器具等を導入
  • 屋上に太陽光パネルを設置予定

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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