集合住宅にも対応開始
パナソニックホールディングス傘下で住宅設備などを手掛けるパナソニック ハウジングソリューションズは9月2日、三菱商事と協業し、自宅からEC商品・レンタル商品などが発送できる「Smari(スマリ)サービス」に対応した宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)スマリ対応タイプ」の新たなサービスとして同日、フリマアプリ「メルカリ」による「らくらくメルカリ便」サービスに対応、全国で提供を開始したと発表した。
宅配業者はオートロック付きの集合住宅の場合でも、イーコンボライトが置かれている住戸であれば、パナソニックの社内カンパニーで電設資材を扱うエレクトリックワークス社が展開するマンションインターホン「Clouge(クラウジュ)」などを使い、各住戸前から荷物を集荷できる。
Smariはコンビニ店頭の専用ボックスなどを介して、EC商品、レンタル商品を簡単に発送できるサービス。購入した商品の発送・返品やレンタルサービス、サブスクリプションサービスなどの返却、商品修理や補修のための発送を、宅配業者の営業所やコンビニエンスストアに持ち込まずに自宅から非対面で行える。
23年4月21日から首都圏1都3県で約20社のEC事業者などと提携していた。9月2日より「らくらくメルカリ便」に限って全国で対応できるようにした。
宅配ボックス「Smariサービス」の拡大イメージ
集合住宅では、宅配業者がワンタイムパスワードを使って、エントランスのマンションインターホンの親機でオートロックを解錠し、各住戸前の宅配ボックス「イーコンボライト」から集荷できる。
インターホンイメージ
宅配ボックスイメージ(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)