「納入後、現場ですぐに使える」コンセプトに開発
ハクオウロボティクスは9月3日、自動フォークリフト「AutoFork(オートフォーク)」初期モデルを、東京ロジファクトリーが埼玉県の物流拠点「川越物流センター」に導入することを決めたと発表した。実運用は今年11月に開始予定。
AutoForkは「納入後、現場ですぐに使える」をコンセプトに開発した自動フォークリフト。納入当日からすぐに使える「プレイバック機能」や、スムーズで正確な動きを実現した高精度制御(走行・停止精度は±10mm)、複数パレットを一括認識し自動で取得・搬送ができる機能を備えている。
ハクオウロボは今年2月、東京ロジファクトリーの川越物流センターでパレット一括認識自動搬送、6月に同社の狭山日高物流センター(埼玉)でエレベーターとの自動連携の実証実験をそれぞれ実施。成果を踏まえ、実運用に踏み切る。
東京ロジファクトリーの拠点への納入を手掛かりにして、ハクオウロボは2025年以降、増産と普及を目指す。
9月10〜13日の「国際物流総合展2024」にAutoForkを出展する予定。
AutoFork 仕様
誘導方式 |
レーザー誘導 |
最大荷重 |
LC 500mm 570kg |
走行速度 |
積載時 2.5km/h、無積載時 4.0km/h |
フォーク最高位 |
1,490mm |
車両重量 |
950kg |
充電器 |
搭載型 1.6kVA(単相100V) |
直角積付通路幅 |
3,000mm |
直進搬送通路幅 |
1,400mm |
安全装置 |
周囲360°障害物センサー、バンパ接触センサー、 タイヤガード接触センサー、爪先センサー、緊急停止ボタン |
推奨業務・用途 |
複数のパレットを一括認識して搬送が可能 トラックバース〜仮置き場間搬送の用途等 |
■エレベーター自動連携 実証実験の様子
東京ロジファクトリー 狭山日高物流センター(2024年6月1日)
■パレット一括認識自動搬送 実証実験の様子
東京ロジファクトリー 川越物流センター(24年1月28日)
(藤原秀行)※いずれもハクオウロボティクス提供