「オールドエコノミーのイノベーション戦略」
基調講演 日本交通 川鍋一朗 会長
今回のサミットの目玉です。
配車アプリにライドシェア、さらには自動運転車と、破壊的なテクノロジーが
次々にタクシー業界を襲っています。業界最大手の家業を継いだマッキンゼー
出身の3代目が、いかに立ち向かうのか。物流業界に身を置くわれわれには
大いに参考になるはずです。
個人的にも従来から注目していた人なのですが、残念ながらこれまで取材の
機会に恵まれませんでした。それが今回は大塚倉庫会長の大塚太郎さんの
紹介でご登壇いただけることになりました。
資料によると川鍋さんの経歴は以下の通り。
日本交通の創業者、川鍋秋蔵氏の孫として1970年に生まれる。
慶応幼稚舎から大学まで進学し、卒業後に名門ケロッグ経営大学院でMBAを取得。
マッキンゼーを経て2000年に30歳で家業の日本交通に入社。
同社が約1900億円の負債を抱えていることを知る。
資産売却や人員削減、グループ再編などの厳しいリストラを
先頭に立って進めて同社を5年で立て直す。2008年、文藝春秋社から
『タクシー王子、東京を往く。日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」』
を出版。
2011年1月、日本発の配車アプリ「日交タクシー」運用開始。同12月、
他のタクシー会社に対象を広げた「全国タクシー」スタート(昨年「JapanTaxi」に
名称変更)。国内総車両台数の約3分の1にあたる7万台をカバーする
日本最大のタクシー配車アプリに育て上げた。
川鍋さんには講演だけでなく、大塚倉庫の大塚太郎さん、ラクスルの創業者で
社長CEOの松本恭攝さんの3人による鼎談(パネルセッション)にも
ご参加いただきます。
日本交通株式会社 代表取締役会長 川鍋一朗氏
慶応大卒。97年、ノースウェスタン大ケロッグビジネススクールMBA取得。マッキンゼー東京オフィスを経て、2000年に家業の日本交通に入社。約1900億円の負債を抱えていた同社を立て直す。2005年、日本交通ならびにタクシー配車アプリのJapanTaxi(ジャパンタクシー)社長に就任。2017年、全国ハイヤー・タクシー連合会会長に就任。
LOGI-BIZ online 創刊記念 特別企画
「LOGI-TECHサミット 2019 物流市場の主役が変わる」
物流リソースのシェアリングが広がり、オペレーションの自動化が加速している。テクノロジーはロジスティクスの風景をどう変えるのか。各領域の変革を牽引するトップランナーたちが世界最先端の動向を報告し、頂上会議を開催する。
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〒104-0053 東京都中央区晴海4-7-4
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・参加費 1万円(税込み・含懇親会)
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※プログラムの内容等について予告なく変更することがございます。 予めご了承下さい。