スタートアップとの連携強化、新プロジェクト創出目指す
飯野海運は9月24日、シンガポールの海事領域を対象としたベンチャーキャピタルMotion Ventures(モーションベンチャー)が運用管理しているファンドに出資すると発表した。具体的な出資額は開示していない。
モーションベンチャーはシンガポールという海事ハブの地の利を生かし、海事業界の実務家と広範・強固なネットワークを構築している。海運業界全体のデジタル化とエネルギー転換を推進するため、初期段階のテクノロジー系スタートアップを支援している。
海運業を取り巻く課題解決の選択肢として、飯野海運はスタートアップとのオープンイノベーションを積極的に推進していく姿勢を示しており、海事関連ファンドへの戦略的な出資を通して、海事関連のスタートアップや先進的な取組みを推進する企業とのグローバルな連携を強化、新たなプロジェクトを生み出していきたい考え。
今回の出資は2023年度に実施した海外海事ベンチャーキャピタルへの出資に次いで3件目。
(藤原秀行)