南アジアの人材で日本全国カバー目指す
セイノーホールディングス(HD)と外国人材の採用支援を手掛けるフォースバレー・コンシェルジュ(東京都千代田区麹町)は9月25日、セイノーHD傘下で総合人材サービスを提供しているセイノースタッフサービス(岐阜県大垣市)とフォースバレーが業務提携したと発表した。
人手不足と「2024年問題」によって懸念される物流業界の輸送力低下解消を目指し、外国人材の就職と活躍を後押しする。
セイノースタッフサービスは全国の物流やその他領域も支える人材をセイノーグループ向けにとどまらず、多方面に輩出している。
2021年3月には「外国人雇用推進課」を設立、日本人労働者だけでは乗り越えられない人口問題に、外国人材を推奨することで、社会問題に切り込み、価値のあるサービスを提供するよう努めている。フォースバレーとタッグを組み、事業を強化する。
フォースバレーは外国人材領域の草分け的企業として、これまで培ったノウハウを活かし、即戦力となる人材を紹介することで、日本全体の物流業界をはじめとする様々な業界の人手不足解消に貢献していきたい考え。
今後は各業界の専門教育を受けた人や経験がある人を、フォースバレーが強みとする南アジアの人材をはじめ、世界中から日本企業に紹介する。併せて、採用先の日本企業で必要とされる日本語や日本の就労文化についても教育する予定。
(藤原秀行)