GPS使えない環境でも可能に
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は9月26日、傘下でオーストリアの物流企業cargo-partner(カーゴ・パートナー)が、屋内に特化したドローン自律飛行システム「MarkFlex Air(マークフレックス・エアー)」を手掛けるSpiral(スパイラル)と共同で、9月12日にオーストリア・フィッシャムエントの自社倉庫でドローン飛行のデモンストレーションを実施したと発表した。
SpiralにはNXHDのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)が投資している、
デモの様子(プレスリリースより引用)
MarkFlex Airを活用することでトンネルやダム、下水道システムなどGPSを使えない屋内の施設でも、ドローンを自律飛行させることが可能になる。
Spiralは世界有数の建設企業や土木工学の専門知識を持つ名門大学が存在するオーストリアのウィーンに新しいオフィスを開設、欧州のインフラ業界に売り込みを図っている。
今回のデモ飛行も、MarkFlex Airを使い、倉庫内の指定ルートを正確に自律飛行させることに成功した。早期の実用化を図る。
(藤原秀行)