セイノーロジックス、関東発豪メルボルン向け海上直行混載を10月開始

セイノーロジックス、関東発豪メルボルン向け海上直行混載を10月開始

利便性向上図る、危険物も東京CFS受け可能に

セイノーロジックスは9月27日、関東発オーストラリア・メルボルン向けの海上直行混載サービスを10月に開始すると発表した。

従来は関東のCFS(コンテナフレートステーション)で受け付けた荷物を関西へ送った上で、神戸港の本船に積み込んでいた。東京発の直航便を利用することで、より利便性を高める。

シンガポール経由の海上混載よりもリードタイムを最大20日間短縮できると想定している。

同社は神戸への回送・バンニングの過程がなくなったことで、貨物が積み込み時などにダメージを受けるリスクを減らせるとメリットを強調している。

危険品は従来、神戸のCFSへ直接搬入する必要があったが、今後は東京CFSで受け付け、直行混載で取り扱えるようにする。

メルボルン到着後はシドニー、ブリスベン、アデレードなど豪州内の主要都市への接続が可能。メルボルンのCFSは約3000坪と広く、混載貨物の取り扱いの経験が豊富で、メルボルン港から15分圏内に位置。シャーシヘッドを約130台所有しており、豪州国内配送にも十分対応できると見込む。

関東発開始本船
PHEN BASIN V.108S
TYO/YOK CFS CUT:10/10(木)
東京港ETA-D 10/14-15
メルボルンETA 11/5

搬入先CFS
宇徳
東京CFS 東京フレートセンター NACCS:1FWC7
横浜CFS 本牧A-6 NACCS:2EWT8

(藤原秀行)

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