情報共有の時間削減、本業への集中後押し
シンガポールに本拠を置くLogipeace(ロジピース)は10月2日、ジェネシア・ベンチャーズをリード投資家として、九州オープンイノベーション2号投資事業有限責任組合(無限責任組合員 GxPartners LLP、FFGベンチャービジネスパートナーズ)、ひょうご神戸スタートアップファンドから100万シンガポールドル(約1.1億円)を調達したと発表した。
Logipeaceは海運業・物流業に従事している人向けのコミュニケーションプラットフォーム「Shipeace」を運営。物流業界の全関係者の「情報アップデート」を効率的にサポートすることに注力している。
Shipeaceは社内外で関わる人々が、いつでも、どのデバイスでも状況を確認し、情報を共有・アップデートすることが可能。1つのプラットフォーム上で簡単に送信や登録ができる。これまで情報共有に費やしていた時間を削減し、本業に集中できるようになると見込む。
また、紙ベースで実施しているチェックリストも、全てプラットフォーム上で管理が可能になり、上司への承認依頼もボタン一つで実行。現場層だけでなく、マネージャーや経営者もストレスなく快適に業務を遂行できる環境を提供する。
Logipeaceは最終目標を、プロジェクト管理とコミュニケーションにおける物流業務のセミオート化に据えている。将来は人材教育に加え、外国人労働者や経験が少ない人でも十分働ける環境を創出し、人材不足解決を後押ししたい考え。
(藤原秀行)※いずれもLogipeace提供