宇宙輸送など取り組むインターステラテクノロジズ、新たにトヨタ車体など3社から出向受け入れ

宇宙輸送など取り組むインターステラテクノロジズ、新たにトヨタ車体など3社から出向受け入れ

トータル7社に拡大、ものづくり技術駆使し低コストで高頻度なロケット実現へ

宇宙輸送と宇宙利用を通じて地球の課題解決を目指す宇宙の総合インフラ会社インターステラテクノロジズは10月4日、2024年度にスマートインプリメント、トヨタ車体、構造計画研究所の3社から新たに出向受け入れを始めたと発表した。各社が1人ずつ送り出している。

インターステラテクノロジズは現在、トヨタグループ3社を含む7社のエンジニア人材を受け入れており、自動車産業に代表される日本のものづくり技術を結集し、ミッションに掲げている「低コストで高頻度な、世界で選ばれるロケット」を実現していきたい考え。


(インターステラテクノロジーズ提供)

インターステラテクノロジズは2020年のトヨタ自動車を手始めに出向受け入れ制度を導入し、現在はトヨタ⾃動⾞3人、トヨタ自動車北海道2人、萩原建設工業1人、日総工産1人を含む計7社・10名の出向を受け入れている。

設計から生産技術、試験、品質管理までの各工程を社内に一気通貫で持つことで、コスト競争力のあるロケッの開発につなげている。

従来の実績が重視され新しい取り組みや技術の導入が難しい宇宙業界において、品質を確保しながらも低価格な宇宙輸送サービスを実現することを目指し、他業種のものづくりの考えや手法を積極的に取り入れている。出向いただいたエンジニアはそれぞれエンジン開発や生産技術、組立、品質管理、品質保証、電子機器設計、設備設計など幅広い業務に従事してもらっている。

(藤原秀行)

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