運営効率化支援ソフト導入、海外展開加速図る
カナダのサプライチェーン管理ソフト大手キナクシスの日本法人キナクシス・ジャパンは10月8日、小野薬品工業がキナクシスの製品を採用し、広大なグローバルサプライチェーンの全面的な可視性・透明性を加速させると発表した。
小野薬品工業は特に医療ニーズの高いがんや免疫疾患、中枢神経疾患およびスペシャリティ領域を創薬の重点研究領域に位置付けて事業を展開。国内外に複数の子会社と製造施設を構え、グローバルスペシャリティファーマを目指して海外展開に注力している。
グローバルSCMプラットフォームを構築し、欧米における自社販売の準備を進めている。さらに、業務効率化と、需要と供給のバランスを取るための複雑なサプライチェーンを実現する独自のアプローチにより、製品ポートフォリオの拡大と多様化を目指している。
キナクシスの製品「Kinaxis Maestro(キナクシスマエストロ)」はAIを活用してサプライチェーン全体を効率的に統括することをサポートするソフト。小野薬品工業の幅広い救命医薬品ポートフォリオを強力にサポートしていく構えだ。
(藤原秀行)